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月別アーカイブ: 2015年10月

エコリーフ取得によるメリット

エコリーフ環境ラベルの取得は、企業のみならず消費者・購買者にとってもメリットがあります。

ですが、エコリーフ環境ラベルのマークが製品についているから、他の製品よりも売れる!ということではありません。また、そのようなことを期待してエコリーフ環境ラベルに参加するものでもありません。。

皆さんは “ISO14000シリーズ”をご存知でしょうか?平成4年の地球サミットの前後から、「持続可能な開発」の実現に向けた手法のひとつとして、事業者の環境マネジメントに関する関心が高まってきました。

こうした動きを踏まえて、ISO(国際標準化機構)では、平成5年から環境マネジメントに関わる様々な規格の検討を開始しました。これがISO14000シリーズと呼ばれるものです。

ISO14000シリーズは、環境マネジメントシステムを中心として、環境監査、環境パフォーマンス評価、環境ラベル、ライフサイクルアセスメントなど、環境マネジメントを支援する様々な手法に関する規格から構成されています。

エコリーフ環境ラベルは、ISOの分類ではタイプⅢのISO14025に該当する日本生まれの環境ラベルです。ライフサイクルアセスメント手法を用いて、製品の全ライフサイクルステージにわたる環境情報を定量的に開示しています。

こうした環境に対する企業並びに消費者・購買者の関心の高まりが、今後はますます広がって行くことを考えると、エコリーフ環境ラベルの取得が及ぼすメリットは、少なからずあげられるであろうということで、産業環境管理協会でもホームページで紹介しています。以下に添付しますので、参考にしてください。

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WahW(ワーウォ)20ℓがエコリーフ環境ラベルに登録・公開されました。

この度2015年9月18日付けで、弊社の弱酸性次亜塩素酸水溶液WahW(ワーウォ)20ℓがエコリーフ環境ラベルに登録され、データが公開されました。以下に一般社団法人産業環境管理協会のホームページから引用させていただき、エコリーフ環境ラベルについて紹介します。

エコリーフ環境ラベルとは

pyh00wjqエコリーフ環境ラベルはLCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて、製品の全ライフサイクルステージにわたる環境情報を定量的に開示する日本生まれの環境ラベルです。

1.エコリーフの特徴

1.LCAによる環境情報の定量的表示をします
エコリーフ環境ラベルは資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまでの製品の全ライフサイクルにわたって、LCA(ライフサイクルアセスメント)による定量的な環境情報を開示する環境ラベルです。
結果をある基準に従って合否判定することはなく、客観的な情報やデータの公開に止め、その評価は読み手に委ねられます。

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2.PCR(製品分類基準)により製品比較に対する配慮をしています
エコリーフを通じて公開される製品環境情報はすべて、製品分類別基準(PCR )を定めます。
同じ分類に属する製品の環境負荷は、基本的に同一条件で計算されますので、製品間比較を行う上での問題をできるだけ少なくするような配慮されています。

3.あらゆる製品が対象です
日用品,衣料品などのほかにも、複雑、高度なプロセスを経て製造される工業製品 (中間製品、原材料、エネルギーなどを含む) や建築構造物、使用時の環境負荷が大きな耐久消費財などの他、情報通信、運輸、流通といったサービス を対象とすることができます。

4.環境特性を多面的に評価できます
エコリーフは、製品環境情報を単一の基準で評価することの難しい製品やサービスをも含めて、環境特性を評価できる多面的な環境ラベルです。
【環境特性の例】
温暖化、酸性化、オゾン層破壊、水質汚濁などの環境排出負荷
エネルギー資源や資源枯渇などの資源消費負荷

5.環境ラベルの国際標準規格に準拠しています
ISOが定めるタイプIII環境ラベル(ISO14025)に従っています。

6.わかりやすさに配慮しています
エコリーフは、製品間比較、例えば新製品や改良プロセスを従来品や従来プロセスと比較した結果の相対比較などの配慮が十分に行われたデータを公開し、かつ読み手にわかりやすい表現が配慮されています。

7.常に開かれた情報開示を行っています
エコリーフは、インターネットなどを通じての積極的な情報公開を実現し、環境報告書などと並んで、消費者に対する企業環境情報の主要な開示手段となりうるように、制度上および運用上の配慮や努力を行なっています。

2.エコリーフの位置づけ(環境ラベルの種類)

一般的に普及している環境ラベルはISO(国際化標準機構)が規定しているタイプ「Ⅰ」「Ⅱ」、「Ⅲ」の3種類に分類でき、それぞれのタイプには以下のような特徴があります。

ISOにおける分類
(タイプ別)
基本目的 特徴 プログラム例
タイプⅠ
(ISO 14024)
基準合格の証明 基準に対し合格/不合格の判定をする。
製品分類と判定基準を運営機関が決める。
事業者の申請に応じて審査して、マーク使用を認可すrる。
エコマーク(日本)
ブルーエンジェル
(ドイツ)
ノルディックスワン(北方諸国)等
タイプⅡ
(ISO 14021)
事業者の自己宣言による環境主張 ·製品の環境改善を市場に対して独自に主張する。
·宣伝広告にも適用される。
第三者による判断は入らない。
各事業者
タイプⅢ
(ISO 14025)
定量的製品環境負荷データの開示 合格/不合格の判定はしない。
定量的環境負荷データを開示する。
評価は読み手に委ねられる。
エコリーフ(日本)
EPD(スウェーデン)
EDP(韓国)等

エコリーフ環境ラベルはタイプIIIに該当します。環境データは、マークや説明文の表示とは異なり、商品そのものに表示されることは珍しく、企業のホームページなどに掲載されたり、資料として同梱されるなどしています。また、データ表示はその商品が環境に配慮していることを示すものではなく、環境に配慮しているかどうかは,データを読む側、つまり、購買者や消費者の判断に任されます。

(以上、産業環境管理協会のホームページより引用)

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